透析による心理的ストレス
むずむず脚症候群の下肢のむずむず感を中心とする不快な感覚症状は寝つきを悪くし、周期性四肢運動障害でみられる睡眠中の下肢を主体とした不随意運動は中途覚醒の原因になります。
むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害は透析患者に多くみられ、透析中の不眠原因の1/3以上を占めていると考えられています。
これらに対する適切な治療が必要です。
そして透析による心理的ストレス、精神機能の変化。
腎機能の低下に対する不安、透析を続けなければ生きていけないというストレス、長期の旅行に行けないなどの社会的ハンディキャップなどが重なって、心理的な疲弊・うつ状態、不安状態を形成し、これが不眠の原因になっている場合があります。
この場合には、家族・治療スタッフが協力して心理的サポートを図るべきです。
最近では減りましたが、透析物質の脳への影響によって生じる脳障害(透析脳症)の初期症状が不眠で始まることもあります。
そして透析スケジュールによる、生活リズムへの影響。
週に数回、長時間透析中に臥床するため、この間に仮眠をとりすぎて生活のリズムがずれてしまう場合も少なくないのです。
羽毛 ふとんでの30分以上の仮眠は、夜間の入眠不良をもたらすことが多いので、避けるべきです。